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5月29日の夢(女王のカーディガン) [夢]

 50年前に卒業したW大学にぼくはいる。本部キャンパスの暗い建物から明るい外を見る。青空を背景に細かい粉のようなものがしきりと降り注いでいる。普段は気づかないが、よく見るとこんな塵が空中には漂っているのだ、と思う。傍に詩人で美術評論家のО氏が野球帽をかぶった若い男と共に立っていて、ぼくに「一番大きな講堂へ行こう」と促す。だが、ぼくはその誘いに乗らず、文学部のある戸山町キャンパスに向かう。
 戸山町キャンパスの階段を登り切ったところに、何人かの男女が立っている。その中の一人の女性がカーディガンを投げ、それがぼくに当たる。ぼくはカーディガンを拾い上げ、「これ何?」と尋ねる。最初みんなは「分からない」と言うが、やがて女性は「ああ、それは女王様の……」と答える。後ろを振り向くと、そこに床屋の椅子のようなものが3つ並んでいるので、ぼくは真ん中の椅子にカーディガンを置く。若い男が「宇宙飛行士はどこにいるの?」とぼくに尋ねる。もしかしたらO氏の連れていた若い男が宇宙飛行士なのだろうか。ぼくはみんなに「一番大きな講堂にいるよ」と答える。
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5月24日の夢(ちょっと宇宙へ) [夢]

 会社の上司がいやな男性に変わったので、ニ・三日宇宙へ行ってくることにする。デスクの上に沢山の百円玉、五十円玉を並べて、旅費にする。上司が「向こうではよくこういうことがあるのですか? 向こうでは何と呼ぶのですか?」と言うので、「そうですね。よく散歩と言いますよ」と答える。
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5月22日の夢(会社の中の窪み) [夢]

 バスに乗って出勤する。バスは前進したり後退したりして、会社に着く。近くに川が流れているようだ。オフィスの一番奥の白い壁がちょっと凹んだところ、会社の中の窪みのような場所が、ぼくのコーナーだ。ここを死守しなくてはならないので、ぼくは特に仕事もないのにそこに明かりを点ける。中年の女性がぼくに仕事の状況はどうかと尋ねる。「2000作って全部売っちゃう場合もあれば、400作って全く売れない場合もあります」とぼくは答える。時計を見ると、まだ10時20分だ。午前は長いなあと思う。
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5月15日の夢(広告課) [夢]

新しい職場にも慣れて、今日は銀座にあるクライアントの広告課に行くことになる。そこは僕が若い時から夢見た場所だ。僕は銀座の街頭に立てられた行き先表示板に、少し恥ずかしいが、それでも誇らしい気持ちで「広告課」と書き付ける。タクシーで電話ボックスに乗り付け、胸ポケットからたくさんのカードを掴み出す。だが、色々なカードがごっちゃになり、目指すカードがなかなか見つからない。
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5月13日の夢(再就職) [夢]

新しい職場は音楽関係の団体だ。若い女性がトップを務めるこの団体は、とても雰囲気が悪い。ロビーで人前で風紀を乱す男女がいる。同姓の人と平気で人間違いをするスタッフもいる。僕の編集する雑誌の印刷ができてきたので見ると、表紙がペラペラでとても商品として出せない。がっかりして外に出る。周りは空き地が広がっている。おまけに夜で雨も降っている。駅に向かって歩いていると、以前の職場の同僚がにこやかな顔ですれ違うが、二人とも知らん顔をしたままだ。
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5月12日の夢(詩祭) [夢]

ふと目覚めると、腕時計は11時半を示している。しまった。夜中まで居眠りしてしまった。目の前に上役のデスクがある。だがもう一度見直すと外は明るい。どうやら午前11時らしい。ほっとする。
電車で詩祭の会場に向かう。窓の外を見ると、電車の後ろから線路を歩いてくる女性がいる。次第に女性の数が増え、和服姿さえいる。前方でお喋りしながら子供を連れている女性もあり、電車はなかなか終点の駅に着けない。あんなやつは逮捕だと思いながら、駅を出ると皆とはぐれてしまった。キョロキョロしていると、Y社のN氏に出会う。しかし、彼は「僕はこっちに行ってみる」と言って、僕を置き去りにしてしまう。
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5月11日の夢(ダンボの飛行船) [夢]

映画館のような場所で僕は外国の要人と会議をしようとしている。入口から入場する僕の右手には身長より長い釣竿のようなものが握られており、それで床をトントン叩きながら要人達をやり過ごし、前方に出る。屋内なのにそこには空が広がっていて、アニメのダンボのような形をした飛行船が浮かんでいる。皆それを見て、「ダンボ?」と言う。気がつくと、飛行船はそばのアパートの二階の窓に横付けされていて、乗員の三人の男達がアパートに乗り移る。僕はそれを見て、これは飛行船から空中で人が消えるトリックに使えるなと思う。
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5月2日の夢(少年アンドロイド) [夢]

 某詩人会の理事会に出席している。理事たちは畳敷きの広間に四角形にテーブルを並べて着席。ぼくの席は右側の上座側の一番端だ。定時になったので、立ち上がって次回のゼミナールについての議案書を読み上げようとするが、隣席の理事が携帯で通話中なので暫く待つ。それが終わっても、今度は中ほどにいる別の理事が通話中で、開会は五分ほど遅れてしまう。
 その通話も終わり、いよいよ立ち上がって発言しようとすると、議案書をテーブルのどこに置いたのかわからなくなってしまう。やっと見つけて手に取るが、予習しておかなかったので、しどろもどろだ。「第一案として……」とぼくは次回のゼミをパリで行いたいと提案する。それに対して別の理事が「なぜ海外でやる必要があるのか?」と反対する。ぼくは「いや、以前にもウィーンでやったことがあり、前例がある」と反論する。
 そのとたん、そこはパリの街角になるが、そう思っているだけで、そこは明らかに成城学園前駅の東口だ。そこでぼくたち理事は甘栗を食べている。甘栗はなぜか納豆のようにねばねばだ。東口通路の反対側の商店に、大きな豆か瓜のようなものが沢山吊り下がっているのを指差し、ぼくは「ぼくがやろうとしているのは、あの豆のようなものです」と発言する。
 「そして第二案は……」とぼくは言い、一人の少年を呼び寄せる。とても利発そうな彼は実はアンドロイドである。ぼくは彼の頭を撫でながら「この子をテーマとするゼミナールです」と言う。そして説明を終えると、ぼくは彼に「ありがとうね」と言って、彼を解放してやる。彼はお店の人ごみの中に静かに消えていく。「さらに第三案は……」と、ぼくは発言を続ける。
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